宿のサイトを改修する前に、予約とURLの引き継ぎを。
見た目を整えても、昔の客室リンクが開かない、予約先が別のプランになる、問い合わせメールが届かない状態では困ります。リニューアルでは、新しいページの制作と並行して、いま使っているURLと受付窓口を引き継ぐ準備が必要です。宿泊施設の運営を止めないための確認項目をまとめました。
この記事で整理できること
- 客室と予約先の対応表を作る
- サイトとメールの管理先を確認する
- 公開前後で予約の流れを確かめる
古いページと入口を書き出す
現在のトップ、客室、アクセス、プラン、よくある質問を一覧にします。予約サイトの施設紹介、SNSプロフィール、地図サービス、紙のQRコードなど、サイトの外に置いた入口も記録します。トップだけ見て移行を決めると、客室へ直接来る人を見落とします。
過去のお知らせには、営業情報や交通案内としてまだ役立つものもあります。残す、更新する、内容を統合する、終了するをページ単位で判断します。管理画面のパスや予約者だけの入室案内は、公開用の対応表へ混ぜません。
テキスト形式・無料・登録不要
旧URLを内容の合うページへ結ぶ
URLを変える場合は、旧ページと対応する新ページを1組ずつ決めます。たとえば海側の客室紹介を新しい海側客室のページへつなぎ、施設トップへまとめないようにします。ページを統合するなら、統合先に旧ページの主要な情報が残っているか確認します。
実装担当には、恒久転送、転送先の表示、ページ内リンクの更新をまとめて依頼します。Googleの移転案内でも、対応関係のあるURLへの恒久転送と新URLの整合を確認する手順が示されています。ドメインを変えるときはSearch Consoleの移転手続きも確認します。
表は横にスクロールして確認できます。
| 旧ページ | 新しい行き先 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| /room-a/ | /rooms/ocean/ | 同じ客室の定員・写真・予約先 |
| /access.html | /access/ | 入口・住所・駐車案内 |
| /plans/summer/ | 継続情報を確認して判断 | 終了企画を無関係なページへ送らない |
| 旧サイトのトップ | 新サイトのトップ | 施設名・予約入口・連絡先 |
予約先は客室名まで確かめる
新しいサイトで予約ボタンを押し、遷移先の施設名、客室、プラン、言語を見ます。URLが開くことと、希望する宿泊内容へ進めることは別です。予約サービスのトップに戻るだけなら、客室紹介を読んだ人が再び探し直すことになります。
日付や人数を受け渡す構成では、値が引き継がれるか、受け渡せない場合に何を入力し直すかを確認します。実決済や在庫を動かすテストは勝手に行わず、予約システムのテスト方法と運営担当の確認範囲を決めて実施します。
- スマートフォンで各客室から予約先を開く
- 施設・客室・プランの名前を照合する
- 受付方法と予約確定の案内を照合する
- 空室なし・受付停止時に迷わない案内か確認する
リンク・埋め込み・問い合わせ方式ごとの違いを整理できます。
予約ボタンの方式と確認項目を見るドメインとメールを別に確認する
ドメイン、サイトのサーバー、予約サービス、問い合わせメールの管理先を確認します。サイトのサーバーを変えればメールも自動で移るとは限りません。メールの利用を続けるなら、受信先と必要な設定を担当者同士で照合します。
引き継ぎ表には管理者と更新期限を記録し、パスワードそのものは載せません。旧ドメインを手放すと旧URLからの転送は維持できなくなります。更新可能な場合は継続保有を検討し、保持できない場合は自社の案内と主要な外部リンクの変更を早めに進めます。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| ドメイン | 契約者・更新期限・DNS設定の担当 |
| サイト | 新旧サーバーの停止・開始時期、復旧担当 |
| メール | 受信先・送受信確認・旧アドレスの扱い |
| 予約 | 契約と設置方法、リンク変更の担当 |
| 検索・計測 | Search Consoleと分析の管理権限 |
公開の前後で同じ項目を確認する
公開前は確認用URLで本文・リンク・表示を確認します。公開用のURLに切り替えた後は、旧リンク、HTTPS、予約ボタン、問い合わせの到達をもう一度試します。確認用サイトだけで問題がなくても、本番の転送設定やメール経路は別に確認が必要です。
新しいページの検索向け設定も確認します。公開ページに確認用の検索除外設定が残っていないか、正規URLとサイトマップが新しいURLになっているかを実装担当へ依頼します。予約者限定の案内や非公開ページまで検索対象にしないよう区別します。
- 客室・アクセス・FAQの事実確認が完了している
- 旧URLから対応する新ページへ到達する
- 予約先で同じ施設・客室を確認できる
- 許可されたテストで問い合わせの受信を確認する
- 不具合時の連絡先と戻す条件を決めている
公開後は見つからないページを確認する
公開後はSearch Consoleやアクセス解析で、主要ページが検索に出ているか、旧URLでエラーが起きていないかを確認します。検索流入は季節や曜日にも影響されるため、公開翌日の数字だけで良し悪しを断定しません。予約窓口への遷移と実際の予約件数も別に扱います。
対応表には確認日と未解決の項目を残します。公開作業の完了と、外部リンクの修正・検索側の処理の完了を分けることで、引き継ぎ後も追うべき作業が分かります。
リニューアル後も、情報不足と予約導線の問題を切り分けて改善します。
予約されない原因の確認手順旧URL整理・転送・メール確認を誰が担当するか、見積もり時点で決めます。
移行作業を含めて見積もりを比較する既存サイトの改修では、残す情報と引き継ぐ予約先から整理します。 宿泊施設向けの制作内容を見る
よくある質問
同じドメインなら転送は不要ですか?
ドメインが同じでも、ページのパスが変わる場合は旧URLからの案内を検討します。URLをそのまま維持できるページは、不要な変更をしない選択もできます。
古いページは全部トップへ転送すればよいですか?
客室やアクセスなど対応する内容のページへつなぎます。内容がなくなったページをどう扱うかは、代わりの情報があるかを確認して決めます。
公開直後に検索順位は元に戻りますか?
時期や順位は保証できません。移転処理や再クロールには時間がかかる場合があります。主要ページと転送の不具合を確認しながら継続して観察します。
参考情報
公式情報の確認日:2026年11月1日。構成・記載例はWANSCAPEの制作時の考え方です。サービスの機能や条件は、利用時の公式案内をご確認ください。